Live Englishオンライン英会話「お花見」に関する豆知識
Live Englishオンライン英会話の皆様、こんにちは。
もうあと3週間もすると桜のピークシーズンを迎えますね!
英会話レッスンと言えど、異なる様々な文化と習慣の中で生活をしている各国の先生達と話をしていると、面白い発見があることがあります。
実は昨日、
「レッスンで先生に、お花見のお団子を写真で見たことがあるのだけど、あの3色はどういう意味があるの?と聞かれたのですが、今まで疑問にすら思ったことがなかったです笑」
とおっしゃった生徒様がいらっしゃいました。
はい、あのピンクと白と緑の3色のお団子です。
なぜ3色なのかご存知の方いらっしゃいますか?
私は恥ずかしながら知りませんでした笑
その場にいた3名のスタッフ全員知りませんでした笑
3色だと華やかに見えるから?と推測しましたが、違いました。
そうなんですよね。外国人の先生たちは普段私たちが改めて疑問に思わないこと、当たり前で不思議に思わない事に疑問をもって質問をしてくる事があります。
今の季節、オンラインレッスンでもお花見についてお話をする事があると思いますので、今日はお花見に関する豆知識をご紹介したいと思います。
まずは、先生から質問のあった3色だんごの色に意味があるのか?ですが、意味ありました。
実はこのピンク、白、緑の色はそれぞれ、
桜の色の「春」
雪の色の「冬」
新緑の緑の「夏」
と季節を表しているそうです!
では何故秋が抜けているかわかりますか?
秋がない → あきがない → 飽きがこない という意味をもっているそうです。お洒落ですね!
また、色の順番ですが、
ピンク (桜の蕾) → 白 (桜の花びら) → 緑 (葉桜)
と桜が咲いて、散って行く様子を1本のお団子で表しているという説もあります。
そうなんです。桜がお花見の主役になったのは、平安時代に入ってから。
実は奈良時代までは「お花見」というと桜ではなく「梅」だったそうです!
その頃、中国から渡ってきた梅を鑑賞するのが貴族の中で流行っていて、それが「お花見」という文化の起源になっていると言われています。
この頃には遣唐使が廃止になったこともあり、日本独自の文化を作っていこうとする流れで桜に人気が集まったのではないか?と言われているようです。
ちなみに、庶民にまでお花見の文化が広まったのは、江戸時代になってからだと言われています。
桜にも色々な種類がありますが、日本人が「桜」と聞いてイメージするのは「ソメイヨシノ」ではないでしょうか?
実は、ソメイヨシノは「エドヒカガン(江戸彼岸)」と「オオシマザクラ(大島桜)」の2種類の桜から、観賞用に交配された「雑種」なのだそうです!
品種改良ですね。笑
江戸末期の染井村というところで生まれた事にちなんで、ソメイヨシノと名付けられました。
大河ドラマなどで春のシーズンを撮影するときに、「ソメイヨシノ」は登場しないらしいのですが、それはその時代にはまだソメイヨシノはこの世に生まれていなかったから、なのだそうです。
桜の歴史もとても面白いですね。
英語で説明するのはチャレンジですが、こういった日本文化や習慣、歴史の説明は日本という国を知ってもらうのに、とても良い話題になりますよね。
きっと海外からのゲストや接待に行かれる方にお話してあげると、興味を持ってもらえますし、喜ばれると思います。
ぜひオンラインレッスンのウォームアップトークの話題にしてみてくださいね。
先生たちも喜ぶと思います。